同軸ケーブルの価格推移(2004年→2021年)
先日同軸ケーブルを購入しようとしたら価格が想像以上でした。資源の値上がりが背景にあるのかと思いますが、価格の推移を調べてみましたので公開します。
価格は秋葉原にも店舗があるアマチュア無線ショップより引用しました。過去の価格はインターネットアーカイブからです。
単純に価格を比較すると、SFAケーブルは割高感がありますがFBケーブルは値上がりが少なくお得感があります。
また、減衰量と価格を比較し、どの同軸ケーブルがお得かを比較してみました。周波数は430MHz。
同軸ケーブルお買い得比較
5D-SFA vs 10D-FB
ケーブル名称 | 減衰量(10m) | 価格(10m) |
8D-SFA | 0.74dB | ¥7,000 |
10D-FB | 0.72dB | ¥7,000 |
結果:8D-SFAと10D-FBは同等のコスト。ただし、8Dの方が一般的にコネクタが安価なので8D-SFAがお得。
10D-2V vs 5D-SFA
ケーブル名称 | 減衰量(10m) | 価格(10m) |
10D-2V | 1.05dB | ¥6,000 |
5D-SFA | 1.10dB | ¥3,900 |
結果:10D-2Vと5D-FSAを比較すると5D-SFAがお得。10D-2Vは価格が倍近いにもかかわらず減衰量がほぼほぼ5D-SFAと同等。一般的にコネクタも10D-2Vの方が高い。10D-2Vを買うのであれば、もう少し予算を追加して8D-SFAを推奨。
8D-2V vs 5D-FB
ケーブル名称 | 減衰量(10m) | 価格(10m) |
8D-2V | 1.35dB | ¥4,300 |
5D-FB | 1.31dB | ¥2,300 |
結果:8D-2Vと5D-FBを比較すると5D-FBがお得。8D-2Vを買うのであれば5D-FSAの方が減衰量が少なく価格も安い。回転や曲げ伸ばしする場所など、特段の理由がなければ8D-2Vを選ぶ必要はない。
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